永遠に葬れ(とわにねむれ)-ナゴ
お前がなくなっちまってから暫くが経つ。
相変わらず慣れる事が出来ず、
お前との思い出が確実に俺を弱らせる。
俺はこんなに弱かったっけかな・・・・。
忘れる事の出来ないお前の柔らかい獣の匂い。
味わったまま忘れられない舌の味、下の味。
匂いは形を持って思い出せないが、味は口に残ってる。
お前と出会って、俺は確実に弱くなったよ。
お前より弱い。
あんなに楽しかった事が、とても辛い。辛いよ。
ラジオから流れるカラスの鳴き声が俺とお前を繋いでいたな。
ふたりで聴いた「ふたり」は「永遠(とわ)に葬(眠)」って終わっちまった。
俺はカラスの歌のように踏み出せない。
いつまでもお前を引き摺っちまいそうだ。
でも、このままじゃいけないよな。
いつかは終わる、だからこそ今が嬉しい。二人で覚えたカラスの言葉。
その言葉は難しいよ。俺もお前のとこへ連れ去ってくれる時が訪れてくれるのだろう。
今はまだその時じゃないってお前は言うだろうが、お前のとこに行きたいよ・・・・。
明るすぎて、お前の逝ったところを見ることが出来ない。
空っぽの部屋で、ひとりだ。寂しいよ。
お前のところへは行けないけど、俺も何処かへ逝くよ。
お前との事は一生涯引き摺る。しつこく思い出してしまう。
だけど・・・・・。
カラスの鳴き声が告げた通りに俺たちは生きて逝った。
いかないでと呟いても、もう届かない。だから安心して今日だけは泣ける。
「やっとさよならを言える時」は、俺にはまだ来ないよ。
俺たちは人と違う生き方しか出来なかった。人並みの幸せを求めちゃいけなかったのかな?
いや、俺たちは充分に幸せだったよなw
もう二度と会えない会えないお前に。
「いつかまた、会いましょう」

04-01-2010(06-01-2010/修正)